海馬の神経細胞株化HT22細胞へのAndrographolideの効果
オートファジーによる異物除去の機序
通常Nrf2はKeap1と結合しており、 Nrf2が増加することはKeap1とNrf2の複合体が切り離されたことを意味する。細胞質内の異常タンパク質凝集体にp62が結合し、結合したp62はリン酸化を受け遊離したKeap1とp62 との結合が著しく増強されると、その後、オートファジーにより排除される。また、核内へ移行したNrf2は各種の生体防御遺伝子群の遺伝子発現を誘導する。
HT22細胞株を用いたAndrographolide添加の効果
HT22細胞株にアミロイドβ42を添加したAndrographolideの効果
アルツハイマー病はヘルペスウイルスが原因?
Review ARTICLE
Front. Aging Neurosci., 19 October 2018 | https://doi.org/10.3389/fnagi.2018.00324
Corroboration of a Major Role for Herpes Simplex Virus Type 1 in Alzheimer’s Disease
HSV-1は脳内で繰り返し活性化する危険性のあるウイルスで、脳に累積的な損傷を引き起こす可能性が示唆されている。
また、脳にアルツハイマー病の危険因子であるアポリポ蛋白質E遺伝子多型の1種であるApoE4とHSV-1が同時に存在する場合、アルツハイマー病を発症する確率はどちらの因子も存在しない場合と比べて12倍も高くなることが判明した。
Andrograholideはヘルペスウイルス感染に対する治療薬として使われている